-
クラウドファンディング終了の御礼
- このたびは、「リサイクルオーガニックコットン靴下」プロジェクトをご支援頂き誠にありがとうございます。
みなさまからのあたたかいご支援により目標金額を達成することが出来ました。
心より感謝を申し上げます。
弊社のプロジェクトでは今回初めてのリサイクル企画で、皆様にご支援いただいたこと非常に心強く感じています。
少しでも環境問題に貢献できるよう、取り組みを継続致します。
心を込めてお作りした靴下を順次お送りいたします。
お気に召していただけましたら幸いです。
同時に「奈良の鹿愛護会」様へも寄付の準備をさせて頂きます。
これからも、皆様にお喜びいただけるような靴下作りに努めてまいります。
今後もご縁がございましたら嬉しく思います。
吉谷靴下設計室 福井 章人 -
新セット商品を追加しました
-
- ご支援者様からのご希望にお応えして、同じ種類の靴下のみをセットにしたコースを追加しました。
「いつも同じ長さの靴下をはいている」
「可愛いので鹿柄の靴下がたくさんほしい」
そんなあなたにピッタリのコースとなっております。
どのセットを購入いただいても、売上の一部は「奈良の鹿愛護会」様へ寄付させていただきます。
奈良の鹿にも地球にも優しく、履き心地にもこだわった「リサイクルオーガニックコットン靴下」。
ぜひ一度ご購入いただけますと大変うれしく思います。 -
はじめまして、吉谷靴下と申します
-
- 私たちは昭和27年の創業以来、靴下を中心とした繊維製品のOEM生産等を行っています。
国内のコスト高や新興国の台頭により、多くの企業が生産拠点を海外に移す中でも、国内の自社生産を掲げ、糸の入荷から製品の出荷まで一貫生産によりお客様のご要望にお応えしてきました。 -
- そんな吉谷靴下ですが、OEM生産の ”縁の下の力持ち” としてだけでなく、
新たな挑戦として自社ブランド「吉谷靴下設計室」を立ち上げました。 -
- 先のクラウドファンディングでは ”利き靴下” をテーマに4段階の柔らかさが選べる靴下を販売し約27万円を売上げました。
ご購入いただいた皆様、誠にありがとうございました。
今回は更なる挑戦として、長年培ってきた技術力やノウハウを活かし、環境に配慮した「リサイクルオーガニックコットン靴下」を製作しました。 -
「リサイクルオーガニックコットン靴下」とは?
-
- 近年SDGs(持続可能な開発目標)が注目される中、我々にできることはないかと考えたときに生まれたのが、この「リサイクルオーガニックコットン靴下」です。
オーガニックコットンTシャツを製造する際に生じる裁断端材に反毛加工を施し、繊維原料を再生することに成功。
「リサイクルオーガニックコットン靴下」はこの再生糸を50%使用し作られています。 -
-
捨てられるはずだった端切れを再利用することで限りある資源を大切にしたい。
そんな思いがこの靴下には込められています。 -
-
- 新綿オーガニックコットン50%+リサイクルオーガニックコットン50%は環境負荷を考慮しつつ高品質を保つベストなブレンド率です。
また、汚れた排水を出さないように新たに染色をしていません。 -
-
オーガニックコットン証明書
-
-
衣類製造時の環境負荷について
- みなさんが普段なにげなく着用している衣類を製造するにあたって、どれくらい環境に負担がかかっているかご存じでしょうか?
環境省が2020年12月~2021年3月に実施した、日本で消費される衣服と環境負荷に関する調査によると、年間で排出される端材等は約45,000tにものぼり、これは服に換算すると約1.8億着分になります。
また、服1着あたりにつき染色等に消費される水は約2,300ℓで浴槽11杯分ほどになります。
私たちが店頭で手に取る一着一着の洋服、これら服の原料となる植物の栽培や染色などで大量の水が使われ、生産過程で余った生地などの廃棄物も出ます。
服一着を作るにも多くの資源が必要となりますが、大量に衣服が生産されている昨今、その環境負荷は大きくなっています。
今回のリサイクルオーガニックコットン靴下が、少しでも環境負担を減らすことに繋がれば幸いです。 -
- 出展:環境省ホームページ サステナブルファッション
-
-
商品特徴について
- 製造過程を工夫することで足をふんわり軽く包み込み、履き心地のよい商品を実現しました。
さらに履き口の締まり感とかゆみを解消するために、特殊編み形状にすることで、長時間使用してもラクラクな履き心地の製品です。
厚さの異なる商品をセットにしており、どの季節でも履いていただけるようになっています。 -
-
- 色はどの靴下も「グレー」と「ネイビー」の2種類からお選びいただけます。
よく見ると糸の色が異なり、ミックスの風合いになっていることがわかります。
これはTシャツの裁断端材を再利用した糸を、あえて再染色していないためです。 -
-
-
-
鹿柄ソックス
-
- ○奈良の鹿をイメージした柄
○クルー丈 利用場面を選ばず 幅広く使用
○春夏秋と長期間使用できる厚さ
メイン素材:オーガニックコットン100%(うち50%はリサイクル糸を使用) -
スニーカーソックス
-
-
- ○スニーカーイン丈
○春夏と少し暖かい時期にもおすすめ
○つま先とかかとはゆったりしながらも、脱げにくい構造設計
○冷房冷え対策にも
メイン素材:オーガニックコットン100%(うち50%はリサイクル糸を使用) -
リブソックス
-
-
- ○リブが入ったカジュアルスタイル
○クルー丈 利用場面を選ばず 幅広く使用
○やや厚め生地 秋~春と長期間使用できる厚さ
○ソフトゴム使用で足首を締付けにくい
○テレワークの在宅使用、冷房冷え対策にも
メイン素材:オーガニックコットン100%(うち50%はリサイクル糸を使用) -
-
パイルソックス
-
-
- ○タオルのようなパイル生地
○利用場面を選ばず、幅広く使用できるクルー丈
○厚め生地 寒さ対策にピッタリの厚さ
○ルームソックスとして、外出時の冷え対策として
○足首を締付にくいソフトゴム使用
メイン素材:オーガニックコットン100%(うち50%はリサイクル糸を使用) -
奈良の鹿愛護会について
-
- 今回、奈良の靴下メーカーらしく鹿柄の靴下もご用意しております。
本プロジェクトにおける売上の一部を「一般財団法人 奈良の鹿愛護会」様へ寄付させていただきます。 -
-
奈良の鹿に対する想い
- 奈良公園の鹿は天然記念物として、奈良の特別な存在となっています。
市街地の車通りも多い場所で、多くの野生の鹿が人と共存している場所は日本有数の観光地 奈良 を象徴する風景です。
それと同時に、奈良の環境保護の象徴とも言え、観光を通じて世界に発信し続けています。 -
- しかし近年、新型コロナウイルス流行の影響により観光業は大打撃、海外観光客も激減しています。
観光客が購入する鹿せんべいの売上が収入源となっている「奈良の鹿愛護会」を、どうにか助けることができないかと、奈良地元企業として強い責任感を感じました。
また、鹿と人が共存している奈良ですが、それによる被害も出ています。
奈良の鹿のおよそ3頭に2頭は胃の中にビニールごみが入っていることをご存じでしょうか?
その量は数百g程度から3㎏以上と様々です。
保護した鹿の中で、ビニールごみの誤飲が直接の試飲と推定される鹿の胃の中には2.6㎏以上のビニールごみの塊が出てきました。
飲み込んでしまったビニールごみは消化されず胃の中を圧迫し、生きていくのに必要な草などの本来の食べ物を食べることができずに、ガリガリにやせ細って死んでいきます。
このような不幸が後を絶たないことについて、私たちは真剣に向き合っていかなければならないと思います。 -
-
- そこで、長年靴下を製造してきた吉谷靴下として、靴下を使って応援できたらと思い
今回のプロジェクトに繋がりました。
環境にやさしい靴下を製造するとともに、売上の一部を寄付、
さらに靴下の包材には鹿が誤飲しても害の少ない紙で作られた「鹿紙」を使用します。 -
-
-
①捨てられる資源を再利用することで限りある資源を大切にする
-
②売上の一部を寄付することで奈良の鹿の未来を守る
- この2つを主目的として、靴下メーカーが「環境問題」と「奈良の鹿」の未来を紡いでいくお手伝いをする、そんなプロジェクトです。
-
-
自社ブランド「吉谷靴下設計室」と本プロジェクトへの想い
-
- 現在で創業69年になる吉谷靴下株式会社は、奈良県の靴下製造業の起業形態と同じく受注生産による製造業を基盤とし、これまで経営してまいりました。
ここまでの道のりで大きな収穫といえば、主に百貨店商品(ブランド品)の製造に携わることができたことにより、会社の在り方も含め商品企画や品質への拘りを教授頂けたことは大きな財産となりました。
また見本作成時のアイデア力を養えたことで、他スポーツ用途の商品にも巡り合うことが出来ております。
このように全く違うカテゴリーの商品に関われた時間は、とても貴重な体験となり今も受け継がれております。
繊維製造業の特に靴下がこの地でここまで靴下製造の継続を可能にしたのは、”地場”の形態が特徴的なところです。
奈良の地では広陵町を中心とする周辺の家々で、編み機の動く音、靴下仕上げ機の蒸気と煙突、ミシンの音など完成された商品になるまで、沢山の工程を”分業制”で靴下製造を行っているのです。 -
- 靴下を製造するには編立工場はもちろん、紡績から染色、糸屋さん、資材屋さん、加工外注屋さん、当然編み機の機械メーカーなど多くの方にお世話になっています。
これも注文があってこそ操業が可能となります。 -
しかし、ここ数十年で情勢は大きく変わってしまいます。
日本で売られている靴下の約90%は海外製、国内産は約10%程度で海外の安い商品に押され、国内生産が減少しています。
その10%のなかで奈良県の国内靴下生産は63%シェアで、その影響を大きく受けています。 -
- これまでの業務を継続する中で、我々は疑問を抱くようになりました。
今まではお取引先様のご要望にお応えするのが全てと考えておりました。
勿論現在も継続させていただいていますが、身近な家族や知人からの要望は違っておりました。
「この意見は何を意味するのか?自分たちのやっていることは届いていないのか?」
「我々の役目はなんだ? 本当に人のためになっているのか?」
「本当の答えは利用する最終購入者にあるのでは?」
色んな疑問が飛び交い、ザワザワと自分たちの中で気持ちが揺らぎ始めました。
自社で企画した試作品を知人に試してもらうと、「いいやん、これ!」と喜んでくれます。 -
- 数量や売り上げも大事ですが、使ってもらってこそ意味ある製品と感じ、何かやり始めようと声が上がりました。
そんな中、数年前に社内で立ち上げたのが自社ブランド「吉谷靴下設計室」です。 -
- 「吉谷靴下設計室」とは日常にある不便な履物(靴下)に対し、聞き取りや気付きから、使っていただける方々に
「あっ、丁度いいや!」
「こんなのが欲しかった!」
などの何気ない喜びや、笑顔を求めて発足いたしました。
オーダーメイドとまでは出来ませんが、今持てる設備と知恵とお声を頂いた内容に対し “飾りっけなく応えてみる” に取り組んでいます。
決して器用な仕事ができるわけでなく、不器用でも出来ることから応えようが大事だと考えております。
屋号として構えた「吉谷靴下設計室」ですが、自分たちなりに考えカテゴリーを分けて取り組み始めました。
商品群としては「欲しい靴下」、「良い靴下」、「エコロジー靴下」の3つのカテゴリーがあります。
今回のリサイクルオーガニックコットン靴下のプロジェクトはそのうちの「エコロジー靴下」として掲載しています。
「吉谷靴下設計室」の思いを環境に配慮した企画にて形にし、地元の奈良のお役に立てればと
奈良鹿愛護会様への寄付も実施しようという企画です。
本プロジェクトをきっかけに今後も長きにわたりご支援賜りますようよろしくお願い致します。