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こんにちは、奈良しかできない鹿と環境を守るプロジェクトです。
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- 私たちはビニール袋の誤飲で苦しんでいる奈良公園の鹿を救うため、「鹿紙」を普及させる活動をしています。
奈良は日本有数の観光地でありながら、古くから人と鹿が共生してきた貴重な地域でもあります。
そんな奈良が抱えている問題を「鹿紙」で解決することで奈良が活性化することを目指して、奈良県内の地元企業「株式会社ナカムラ」「「株式会社ならイズム」「文洋堂」の3社で活動しています。 -
奈良の鹿を救う「鹿紙」とは?
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- 鹿が誤って食べてしまっても、鹿への負担が少ない材料で作られた紙が「鹿紙」です。
再生パルプに米ぬかを配合しており、これには奈良県産の米「ヒノヒカリ」を精米するときに出る米ぬかや、地元のぬか床製造メーカー様よりご協力をいただいたぬかも使用しております。
ぬかを配合したのは、鹿に与える影響を減らすと同時に、循環型社会を目指す目的もあります。
また、米ぬかの色味をあえて残すことで、穏やかな情景の奈良にぴったりな優しくナチュラルな風合いに仕上げています。 - 2021年3月には、クラウドファンディング第一弾プロジェクト『奈良公園の鹿を、ビニールごみから救いたい!「もっとずっと鹿紙」プロジェクト』に挑戦しました。
鹿紙の普及を目指して、安価で提供できるように大量生産するための資金を募りました。
第一弾プロジェクト 詳しくはコチラ
残念ながら目標金額には達しなかったものの、100万円を超えるご支援をいただき、
その資金を元手に東大寺さまと奈良国立博物館さまに鹿紙袋を寄付することができました。
また、10月22日には奈良国立博物館さまで鹿紙袋の贈呈式を行い、
10月30日から開催される正倉院展のイベントより配布していただくことになりました。 -
- ご支援いただいたみなさまのおかげで、奈良を代表する観光スポットで鹿紙袋を配布することができました。
改めて感謝申し上げます。
第一弾プロジェクトでは、鹿紙をより多くの人に知ってもらうことができましたが、
一方で、我々が目指しているのは、鹿紙によって奈良を元気にすることです。
鹿紙を普及させることによって奈良公園の鹿を守り、それによって奈良の観光業や産業が元気になることでまた鹿紙の普及に繋がる、そんな循環によって奈良が活性化することを目指しています。
しかし現状はみなさまもご存じの通り、長引く新型コロナウイルスの影響で奈良の観光業は大ダメージを受けています。 -
新型コロナウイルスが奈良にもたらしたもの
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- 新型コロナウイルスの流行により、奈良の風景は一変しました。
新型コロナウイルス流行前は多くのインバウンド観光客が訪れ、修学旅行の定番として毎年多くの学生でもにぎわっていましたが、緊急事態宣言の発出や、都道府県をまたぐ往来の自粛などにより、観光客は激減しました。
我々「奈良しかできない鹿と環境を守るプロジェクト」が鹿紙を普及させるべく、各所へご相談に行く時もそれぞれの厳しい内情を耳にします。
「新型コロナウイルスがなければ…」そんな悔しい想いを抱かずにはいられません。
鹿紙によって奈良の活性化を目指している我々にとって、この状況を見逃すことはできません。
鹿紙で奈良の観光業を盛り上げるお手伝いができればと、2回目のクラウドファンディングへ挑戦することにいたしました。 -
鹿紙クラウドファンディング 第2弾プロジェクトについて
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- 鹿紙クラウドファンディング第2弾プロジェクトでは、「奈良国立博物館」様にもご協力いただき、鹿紙でできたオリジナルデザインの奈良国立博物館入場券を限定販売いたします。
限定入場券をご購入いただいたみなさまに奈良へ来ていただくことで、奈良の活性化に繋がればと思います。
入場券はなら仏像館(本館)の入館に限り、2022年9月30日までご利用いただけます。
新型コロナウイルスが落ち着いているタイミングで奈良へ来ていただけると幸いです。
また、オリジナル入場券は半券をポストカードとしてお使いいただけるようになっています。ご支援いただいたみなさまから大切な人へポストカードをお送りいただくことで、さらに「鹿紙」を広めていただけると大変うれしく思います。
集まった資金は、返礼品費用や手数料等の諸経費を除き、下記の通り奈良の観光活性化に使わせていただきます。 -
①奈良国立博物館 なら仏像館(本館)の入場券を鹿紙で制作し 奈良国立博物館さまへ寄付
- 本クラウドファンディング後、集まった資金を基に、通常のなら仏像館(本館)の入場券も鹿紙で制作し、1,000枚寄付させていただきます。
鹿紙で作られた入場券によって、少しでも興味を持って来場していただける方が多くなるように、また、コロナ前の賑わいが奈良へ戻ってくるように、といった願いを込めて寄付させていただきたいと思います。 -
②奈良公園観光地域活性化基金へ寄付
- 資金の一部を「奈良公園観光地域活性化基金」へ寄付いたします。
奈良公園観光地域活性化基金は、伝統行事及び観光振興事業の実施、文化財の修復又は保全、歴史的建築物の再建、その他奈良公園の観光資源としての価値を高める事業を支援し奈良公園及びその周辺地域(奈良公園観光地域)の観光を振興することにより、当該地域の活性化を図ることを目的としています。
「なら燈花会」や「若草山焼き行事」など奈良の魅力向上に寄付金をご活用いただくことで観光業を盛り上げていただければと思います。
ワクチン普及も進み、新型コロナウイルスの影響から回復の兆しも見えつつありますが、コロナ終息後インバウンド観光客も戻ってきて再び奈良がにぎわうその日を各社が笑って迎えられるよう、また、その時までに鹿紙が奈良のスタンダードになって、より鹿と人が共生する奈良になるようご支援いただけますと幸いです。 -
応援メッセージ
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奈良国立博物館 井上洋一 館長
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